こんばんは!キーさんです!
さてさて、今回は【住宅の保証】についてご紹介したいと思います。
実際の接客でも、聞かれることはとても多いです。
保証内容が、建築会社の決定において優先度が高いお客様も多いです。
大手ハウスメーカーだと、保証がしっかりしているイメージがありますから尚更ですよね。
【30年長期保証】
一言で長期保証を訴求していても、実際には各社バラバラな内容ですので、しっかり担当営業マンに説明してもらいましょう!
・住宅の保証、アフターサービスを重要視している方
・ハウスメーカーの保証内容を比較したい方
・保証内容の確認ポイントを知りたい方
確認するべきポイントをまとめてみました!
最低限の保証期間は10年保証
まずは住宅の最低限決められている保証期間についてです。
これは法律で定められていますので、どこの会社でも保証されています。
2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、10年間の保証が義務付けられています。
・構造体力上主要な部分(構造や基礎の欠陥)
・雨水の侵入を防止する部分(外壁や屋根の防水)
この重要な部分の保証が、どこの会社でも最低10年間はあるわけですが、さらに充実させる為に、各ハウスメーカーが20年や30年の長期保証を独自で設定しています。
保証で気を付けるポイント3選
ポイント①「初期保証」と「保証延長」の違い
初期保証30年といっても、
①追加費用をかけずに30年間保証
②20年目に有料メンテナンスをすれば、30年目まで保証
といった違いがあります。
違いが分かりますか?
①は純粋に費用がかからず、引渡しから30年間保証されます。
②の場合は有料メンテナンスを受けた場合、30年目まで延長されるということです。
初期保証といいつつ、メンテナンスを受けないと保証が打ち切りになりますので、注意が必要です。
小さい字で注意事項として書いてありますから、よく読みましょう。
本当の意味での初期保証年数を確認する必要があります。
ポイント②延長にはメンテナンス費用がかかる
そしてこの保証延長に必要なメンテナンス工事、結構な費用がかかります。
場合によって違いますが、少なくとも100万〜200万の工事です。
これだけの費用がかかるとなると、保証を延長したほうがいいのかどうかも考えますよね。
家づくりにかかる費用は、どうしても最初の見積に目がいきがちですが、メンテナンス費用を含めたランニングコストまで提示してもらいましょう!
ポイント③一番重要なのは「外壁」
家を建てた後に、トラブルが多い箇所は「外壁」です。
■新築クレームランキング
1位 ひび割れ(外壁、基礎)
2位 雨漏れ(屋根、外壁)
3位 外壁のはがれ
(公財)住宅リフォーム紛争処理支援センター データより
そして保証の内容で、差が一番大きく出るのがこの「外壁の保証」です。
外壁部分の保証には「構造」「防水」「外壁の仕上及び下地材」の3種類あり、それぞれで保証期間が違う場合があります。
例えばこのような保証内容だと…
◇構造 30年
◇防水 15年
◇仕上 5年
12年目にひび割れが起きた場合、構造や防水に影響のないひび割れであれば、保証の対象外となります。
20年目にひび割れが起きた場合、防水に影響がある場合でも有償工事となることがあります。
実際には防水に関しては、構造の保証と同じ期間のハウスメーカーが増えてます。
仕上部分は短い設定のところも多く、期間が2年とか5年のところも多いです。
長いからいいというわけでなく、正しく理解した上で検討材料にして欲しいと思います。
アフターサービスの定期点検は有料か無料か
保証とは別に、長期のメンテナンスプログラムを訴求している会社も多いです。
例えば、60年間に渡り、5年毎に定期点検がある会社であれば、とても安心ですよね。
普段気付くことは、すぐにアフターサービスに連絡すればよいですが、屋根の上や基礎の中など、お客様では分からないところを点検してくれることは、ありがたい制度です。
しかし、この長期の定期点検、点検費用が有料の会社と無料の会社があります。
◇60年間、5年毎に無料点検
◇30年間は無料点検、
それ以降は10年毎に有料点検
◇20年間は無料点検、
それ以降は5年毎に有料点検
同じように長期のメンテナンスプログラムでも色々あります。
有料点検は点検だけでも結構お金かかりますから、確認が必要です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大手ハウスメーカーでも、保証内容は結構違います。
「保証は30年なので大丈夫です!」
「私の会社は長期点検60年ありますので安心です!」
簡単に営業マンのトークを鵜呑みにせず、必ず掘り下げて確認しましょう!