今回は住宅ローンの【変動金利】についてご紹介です。
ご契約頂く皆さん、ほぼ住宅ローンを使われます。
固定金利か変動金利か、どちらがどれくらいの割合かといいますと、私の会社ではこの半年間に契約したお客様は100%変動金利です。
ちょっと極端なのかもしれませんが。
・営業マンが勧めていること
・お客様がご自身で情報収集されていること
・地方なので平均年収は高くない
エリアの傾向もあるかもしれませんが、トレンドであることは間違いないです。
住宅ローンは、大きな借入れですのでお客様も納得して決定することが大事です。
なので、お客様が変動金利を選ぶ理由を5つにまとめてみました!
固定金利に比べて、こういった点で皆さん選ばれてます!みたいな内容なので、参考にしてみてください!
・住宅ローンを組む予定がある
・固定金利か変動金利か悩んでいる
・変動金利が人気の理由を知りたい
理由①固定金利より返済額がかなり安い
◇4,900万円の住宅ローンで比較してみましょう。
・35年返済、元利均等、借入9割超
・手数料型、通常団信
・2023年6月現在の金利
■ARUHIフラット35 当初10年間1.4%、11年目以降1.9%
・毎月返済額 147,641円(当初10年間)
・総返済額 6,467万円
■三井住友信託銀行 手数料型 0.375%
・毎月返済額 124,508円
・総返済額 5,229万円
※完済まで金利が変わらないとしての計算
同じ金額の住宅ローンでも、毎月返済額では約23,000円の差に!
総返済額も、約1,238万円の差になります。
この差が、変動リスクの差ということですね。
固定金利は、金利が変わらない安心がありますが、変動に比べると金利は高めです。
1,238万円を安心料として考えられるかどうか、ということですね。
毎月の返済額の差は、結構えげつない違いになります。
理由②金利が上がった場合でも総返済が安い
変動金利が、仮に上がっていった場合はどうなのか。
10年置きに1%上昇の場合と、1.5%上昇の場合でシミュレーションしてみました!
固定金利の場合の総返済額は、6,467万円でしたね。
10年目1.375%
20年目2.375%
30年目3.375%
総返済額は、5,920万円。
まだ固定金利より547万円支払いは少なくて済みます!
10年目1.875%
20年目3.375%
30年目4.875%
えげつない金利ですが、総返済額は、6,298万円。
これでもまだ固定金利より169万円支払いが少なくて済みます!
かなり極端に上がる想定でも、それでもまだ変動金利のほうが総返済額が安くなります。
ある意味、変動でも安心できるシミュレーションですよね。
これはなぜかというと、元利均等払いという返済方法が理由です。
理由③最初の10年で金利の半分返済できる
住宅ローンの元利均等返済は、最初の10年で金利の約半分を支払うことになります。
変動金利が後から上昇しても、固定金利より総返済額が少ないのは、最初の10年の金利が安いからです。
最初の金利が安いほど、元本の返済が早いのでとにかく今の金利が安い!というのは大きなメリットです。
理由④基準金利の推移が30年変わっていない
変動金利は「短期プライムレート」に連動しています。
固定金利とは、連動する指標が別になります。
固定金利→長期金利(10年国債)に連動
変動金利→短期金利(短期プライムレート)に連動
今年に入り、日銀が長期金利を利上げしたため、固定金利は少し金利が上昇しています。
しかし、短期プライムレートは1995年から約30年、ほとんど金利が変わっていないため、変動金利は変わっていません。
理由⑤今後金利が上がると思うかどうか
4月に植田総裁が日銀の総裁に就任しましたが、金融緩和政策を維持することを表明しています。
金融緩和が解除されるのは安定的な2%の物価上昇と、賃金が上がることが重要。
今の物価上昇は、原材料コストが上がることによるコストプッシュ型。まだまだ賃金が上がっていくには時間がかかると思います。
金融緩和政策のうちは、市場金利の短期プライムレートも低く維持され、住宅ローンも上がらないでしょう。
もし上がっていくとしても、10年くらいは先になるのではないでしょうか。
金利選択は、自身の価値観を確認しておきましょう
現在の状況では、変動金利を選ぶ人が多いのも事実です。
ですが、数年前は固定金利がオススメという時期もありました。さらに昔の私が入社した頃は、住宅金融公庫一択の時代でした。
その住宅金融公庫が住宅支援機構に代わり、固定金利のフラット35を扱っているわけですが、数年前に変動金利商品を出すというのも時代の流れを感じます。
いまや提携先のフラット35でも、7割が変動金利ですとのこと。
お客様との打合せでも感じるのは、住宅ローンについては、ご自身で調べられてる方が多いです。
その上で私たちの説明を聞き、納得できるかどうかを見られています。大きな資金計画となる家づくりのことですから当たり前ですよね。
比較して、ご自身で納得されていることが大事です!
比較するには登録者数10万名突破!モゲチェックがオススメです。
シミュレーションもできるのでお気軽に検討してみてください!
・スマホでポチポチ登録5分
・オススメの銀行を選んでくれる
・主要銀行の金利など一括比較
・住宅ローンのプロに質問や相談可能
営業マンの提案が納得できるかどうかは、自分で調べた価値観と同じかどうかです。
昔はこのようなサービスがなかったので、いい時代になりましたね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私も築15年ですが変動金利で組んでます。
今のところは銀行と交渉をしながら低金利を維持してるので、固定にしとけばよかったなということはないです。
どちらもメリットデメリットがありますし、家庭の状況でも選択は変わると思います。金利選択は自己責任で。まずはしっかり学んでおきましょう。
補助金のお得情報の記事もありますので、ぜひ合わせて読んでみてください!
【2023年度補助金】どっちでいく?こどもエコすまいとZEH補助金