家づくりのコツ

【やめた方がいい工務店】営業マン目線の見分け方5選

記事内に商品PRを含みます

私は大手ハウスメーカーで営業をしてます。
誰もが知っている「全国展開している会社だから」と、それだけで信頼頂くことも割とあります。

もちろん反対に「イヤイヤ、そんな高いところは…」と話を聞く前から敬遠されることもあります。

良くも悪くも、全国展開で着工棟数も口コミ情報もとても多いので、事前の情報収集しやすいのではないでしょうか。

逆に【工務店】はどうでしょうか。

特に地元の小さい工務店だと情報量も少ないです。

工務店の数もたくさんあります。

今回は、工務店を検討する際の見分け方ポイントをまとめてみました。

この記事に

・工務店を検討したいと思っている
・工務店とハウスメーカーを比較したい

ハウスメーカーと工務店

私は工務店の家が結構好きです。

知人も多いので、総合展示場にある工務店の家を見学させてもらったりしますけど、こんな提案はウチではできないなーと羨ましく思うことが多いです。

工務店と競合することも多いエリアですが、性能や品質、提案力も素晴らしいところも結構あります。

ハウスメーカーとは個性の違いなんでしょうね。

大手ハウスメーカーと地元工務店の選び方はこちら▷▷

①断熱性

SUUMOリサーチセンター調べ2022年11月

最近は断熱性、気密性を気にされるお客様は大変増えてきたように感じてます。

カーボンニュートラルに向けた国の政策、断熱等級の新設で業界全体でも取組みが進んでいます。

断熱性はハウスメーカーよりいい工務店もたくさんある

いまやハウスメーカーより断熱性の高い工務店はたくさんあります!

いまだにハウスメーカーは当然性能が高くて、工務店は性能が低い前提で営業しているハウスメーカーの営業マンもいますが、完全に時代遅れです。

断熱性能はUa値で表れされます。

基準はUa値0.6以下(6地域基準)をクリアしているかどうか。

ZEH基準ですね。

ここは完全にクリアできる会社を選びましょう。

2030年義務化のZEH基準の家はこちら▷▷

②気密性は性能測定を実施

気密性はC値という数値で表されます。
簡単にいうと、家の隙間面積を表してます。

基準はC値1.0以下であれば、十分気密性の高い住宅です。

C値は測定値ですので、測定をしてもらうことをお勧めしています。

ハウスメーカーでも工務店でも、測定を全邸実施しているところもあれば、依頼されればやりますというところがあります。

費用は少しかかります。10万円前後くらいかな。

測定の対応をしている工務店を選びましょう。

③品確法の耐震等級3

建築する際に重視した条件
注文住宅

どんなにおしゃれで使い勝手がいい素敵な家でも、まず安心して住めることが大事。

耐震性が担保されている工務店を選ぶ必要があります。

基準は品確法の「住宅性能表示制度の耐震等級」です。

3段階評価で、最高等級が3なので、必ず耐震等級3の認定を受けれるようにしましょう。

私の会社では、必ず住宅性能表示制度を利用することになっていますし、耐震等級3になります。商品や設計で左右されることがほぼないので、この辺はハウスメーカーの強みです。

正直、最高等級といいつつも、それ以上の基準がないので最低限というイメージなので、せめて耐震等級3にはしておこうという感じです。

耐震等級3相当って

地震には強いし、計算上耐震等級3の性能ですよ!

でも申請とかにも費用もかかるから、性能表示制度の正式な認定は受けませんよ!

ってことですね。

個人的には認定を取るべきだと思います。

「◯◯相当」で通用するなら、そもそも制度の意味がないと思うので。

性能と品質の違い

性能と品質の違いが分かりますか?

カタログ通りの性能で、本当に家ができているかどうか(品質)は別物です。

工場生産であれば、どの家も同じ性能が確保できると思いますが、現場施工となると品質にバラツキが出る可能性もありますよね。

性能測定や、認定取得は目に見えない部分を知る重要な要素です。

④見積が安い理由「広告費がかかってない」

「建築に掘り出し物はない」

と、私は理解しています。

要は「安い理由は、安いものを使っているから」という単純ことですね。

ハウスメーカーが高いのも、それだけの構造部材であり、性能や品質が担保されるからです。

「展示場に出展していないから」
「カタログを作っていないから」
「CM広告をしていないから」

ほぼ営業トークです。

工務店の中でもそれは同じで、高い安いに関しての違いは、広告費や経費の差はわずかなものと考えておきましょう。

【宣伝広告費】大手ハウスメーカーは高い?はこちら▷▷

⑤保証とアフターサービス

構造体の保証とアフターサービスは重要です。

10年保証は法律で義務化されているので、工務店独自の保証がどんな内容か。

ハウスメーカーに比べるとどうしても内容は手薄ですが、工務店同士の競合でも重要なところです。

数字で比較できる項目なので、必ず比較しておきましょう。

ポイントは「保証期間」と「有償メンテナンス」です!

長期保証制度とアフターサービスのポイントはこちら▷▷

まとめ

いかがでしたでしょうか。

①断熱性 Ua値0.6以下
②気密性 C値1.0以下
③耐震等級3は最低限
④広告費や経費を見積の理由にしない
⑤保証とアフターサービス

個人的な意見ですので、選ぶ人の価値観によって変わりますよね。

夢が膨らむプラン提案も大事ですけど、目に見えない性能面はもっと大事です。

工務店選びの基準として参考になれば幸いです!

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