家づくりの検討を進めていても、中断してしまう理由の一つに【親の反対】があります。
家は自分たちで決めるから、親は反対とかないよ!
とか思ってませんか?
親から見たら、子供は何歳になっても子供ですから、大きな買い物となる家づくりは結構心配される方が多いです。
営業マンからするとよくある話なので、事前の心構えと、もし反対があった場合の解決策を記事にしてみました!
・家づくり検討中
・まだ親には話してない
・そもそも親が口出ししてきそう
親の反対や口出しは、必ずあると考えておく
親の反対や口出しは必ずあるものと理解しておきましょう。
親からみれば、子供は何歳になっても子供。いつでも子供のことは心配しています。
反対の姿勢までは見せなくても、子供がマイホームを考えているとなれば、親としては心配です。あれこれ聞きたくなるし、本当に大丈夫か覚悟を確かめたくなるのも親というもの。
「好きにしたらいいんじゃない」と言われたらラッキー!くらいの気持ちで、親対策をあらかじめ想定しておくが大事です。
よくある親に反対される理由
「あんたたち住宅ローンちゃんと払える?」
はい、一番はやっぱりお金の心配ですね。
何千万円の住宅ローンを組むわけですから、そりゃ親としては当然です。
「あんたたちにちゃんと払えるの?」と心配されます。
特に親世代が家を建てた時代とは、住宅ローンの金利も、家の価格も全然違います。
親が建てたとき | 今の家づくり | |
---|---|---|
住宅ローン | 3,500万円 | 5,000万円 |
返済年数 | 35年 | 40年 |
金利 | 2.5% | 0.5% |
毎月返済額 | 125,123円 | 114,951円 |
昔は金利負担も多かった時代。払う利息も考えて、自己資金を貯めてからっていう方も多かったです。
そういえば、利用者が多かった住宅金融公庫も8割までしか融資されませんでしたし。
今は自己資金が少なくても借りてしまった方がお得な考え方が主流です。
家の価格も20年で1,000万円以上の値上げですから、そもそもの親世代との住宅を取り巻く状況の違いを知っておきましょう。
「大きな買い物だぞ。よく検討したのか」
親としては、営業マンの口車に乗ってるだけじゃないか心配です。
(そんなことはないんですけど)
どのタイミングで報告したとしても、言われることが多いのではないでしょうか。
目先の損得だけで決断して欲しくないのは親心。
対策は、とにかく早めに家を建てたいことを伝えておくことが一番です。
「実家の近くに帰ってきてほしい」
ご出身が県外の場合や、ご実家とは離れたエリアでの建築を希望される場合は、こんな話もあります。
実際には、お仕事を辞めて転職できるわけでもなく、子供のコミニュティのこともあるので難しいのは親も分かっています。
将来のこととして親の本当の気持ちを知っておくのは、家づくりにおいては大事なことですね。
親の反対があった場合の解決策6選
①営業マンと作戦を練る
感性の磨かれている営業マンであれば、お客様が特に気にされていなくても、親のことを気にかけているものです。
例えばですが、県外出身の方や、長男の方は、いつか実家に戻らないといけないかもしれないと漠然とした思いがあるもの。
そんな方には、30年、40年先に賃貸に出せる制度、売却の際の優位性、高い耐久性を持つ家だからこそ将来の選択肢が広がることをお伝えし、「今すぐにはもちろん帰れないけど、将来は実家に帰ることも考えて家づくりをしてるよ」と先にお話しておいたらどうか提案します。
営業マンはケーススタディを数多く持っていると思いますので、一緒に親に説明をする準備をしてくれます。
②家づくりの早い段階で報告しておく
親には早めに報告しましょう!
これが「親から口出しされる確率を減らす」一番の方法です。
今までの営業経験で、一番みんなが困ることになるのは、契約直前で親に報告することです。
そんなことなさそうに思うかもしれませんが、結構多いです!
本人たちはじっくり検討した結果だとしても、親からすれば、「明日〇〇ハウスと契約しようと思う」と言われると、「えっ、急になに?」となります。
ここで反対とかあると、
お客様ご自身も困る、親も困る、営業マンも困る。。
家づくりを考え始めた段階で、必ず親にも話をしておきましょう。
③「強い意志」を親には示すべし
「親に反対されて諦めるくらいなら、そもそも家づくりはやめた方がいいです」くらいのことを、私はよくお話をしています。
ご家庭の事情もあるかもしれませんが、親の反対の多くは「子供のことが心配」だからです。
本当に家族のために家を建てたいと思っていれば、その思いをぶつける覚悟を持っておくことも必要です。
④資金計画はロジカルに
親に対して、資金計画の説明が必要な場合もあります。
特に大手ハウスメーカーともなれば、親の時代には考えられないほど高額な見積りになっていることでしょう。
◇ライフプランを受けシミュレーションを準備しておく
◇オプションを外した資金計画を準備しておく
ライフプランは客観的なシミュレーションなので、親の説明ツールとしてもとても有効です。ぜひ早めに受けておきましょう!
【ライフプラン】家づくりのタイミングで受けた方がいい?はこちら▷▷
例えば太陽光や蓄電池みたいなオプション設備は、イニシャルコストがかかっても、ランニングコストを大きく削減できます。
ただ、本人たちはその良さが分かって採用を考えていても、親は直接説明を受けたわけでもないのでただ見積が高いだけに見えちゃいます。
オプションなどは「採用を検討中」ということで、外した資金計画も営業マンに作成してもらっておきましょう。
⑤補助金やローン控除を前面に出さない
家づくりのきっかけに、こどもエコすまい支援や住宅ローン控除のような優遇制度がきっかけになっている方も多いと思います。
親との話では、今検討する理由としてはあまり必要ないかなと思います。
ポイントは、
■誰のために家を建てるのか
■将来のことまでしっかり考えているのか
この2点です。目先の損得の話ではなく、例えば子供のために家を考え始めたとか、将来のこともしっかり考えているところをポイントに説明しましょう。
【2023年度補助金】どっちでいく?こどもエコすまいとZEH補助金はこちら▷▷
【2023年入居版】住宅ローン控除の控除額を計算!はこちら▷▷
⑥親も家づくりに巻き込む
親への報告や説得は、本人がやるべきと基本的には思っています。
しかし、なかなか営業マンみたいに説明がうまくできないって方も多いです。
そんな時は、親も展示場に来てもらって体感してもらいましょう。そして営業マンにきちんと説明してもらいましょう。
親からしても、顔も知らない営業マンの話を子供から聞かされるよりは、よっぽど安心されることと思います。
最終手段ですけど、効果は高いです。
(参考)住宅取得資金の贈与税非課税枠
参考までに、贈与税の非課税の知識です。
住宅を建てる場合は、親からの贈与に対して非課税枠が拡大されます!
・省エネ住宅 1,000万円
※それ以外の住宅だと500万円
注意点はいろいろあるので、詳しくは国税庁HPでどうぞ!
親へのお話が問題なさそうなら、ご援助の相談もしてみてはいかがでしょう?
相続対策にもなるし、なんだかんだ言いながらも子どもの家づくりに協力してあげたい方も多いですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にポイントをまとめておきます。
・家づくりの報告はとにかく早めに
・よくある反対のケースを知っておく
・営業マンと一緒に作戦を練る
・強い意志を持つ
・お金の説明はしっかり準備
・親も家づくりに巻き込む
親からみれば、何歳になってもかわいい子供です!
しっかり準備して、安心させてあげましょう!
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