こんにちは!
さて、分譲地の【角地】は人気があるイメージがありませんか?
メリットももちろん多いのですが、私の勤めるハウスメーカーでは、以外と早く売れるわけではありません。
一番の理由は、土地代が高くなるから。
角地を一番坪単価を高く設定します。案外同じ分譲地の中だと、安い区画から売れたりします。
エリアやハウスメーカーによって傾向は違うかもしれませんけどね。
気に入った分譲地が見つかった時に、どの区画を選ぶかは人それぞれ。見方を変えればデメリットもメリットの裏返しです。
人気と思われがちですが、角地の注意ポイントをまとめてみました!
・分譲地を検討中の方
・どの区画まではまだ決まってない方
・角地を検討中の方
角地の3つのメリット
まずはメリット。
私の販売エリアでは北側の区画が結構人気があって、価格を優先する傾向が強いです。
それでも「絶対角地がいいです」と指名される方もいらっしゃいます。
角地にしかないメリットがありますからね。
端っこの開放感、日当たりと風通し
「端っこがなんか落ち着く」
「隣が近いと囲まれた感じでちょっと…」
と言われる方も多いです。このへんはもう感覚ですね。なんとなく私も分かります。
東南角地や西南角地のような南道路を含む角地だと、日当たり抜群の開放感!
何物にも代え難い魅力ポイントですね。
また建物設計を工夫すれば、お隣の家との距離をしっかり作ることもできます。
実家が田舎育ちの方とかだと気にされる方もいます。
資産価値が高い
価格が高いということで当たり前なんですが、資産価値も同じ分譲地の中で高くなります。
気にされる方は少ないように感じますが、将来の売却や、貸しやすさは角地が有利になると思います。
建ぺい率の角地緩和も使える
■建ぺい率とは
とても簡単にいうと、敷地面積に対する1階面積の割合です。
地域ごとに法律で規制されています。
例えば!
建ぺい60%制限の地域だと、
土地面積50坪の場合、50坪×60%=30坪
1階の面積を30坪までにしてくださいねーということです。
角地だと、建ぺい率が10%上乗せされます!
※全ての角地ではないです
上記のケースだと、50坪×70%=35坪
1階の面積を35坪までOKですとなります!
1階の面積だけで30坪とか35坪とか、かなり大きな家がそもそもれるんじゃない?と思わないですか?
私のお客様で昨年お建て頂いた方は平屋希望で、この10%が大きなポイントになり決めて頂いた方がいます!
平屋だと、特に大きなメリットですね!
角地の3つのデメリット
土地代が高い
分譲地を計画する際、角地は単価を高く設定します。
他の土地と同じ単価にすることはまずないです。
同じ分譲地の同じ面積でも、100万200万と変わってくるわけですから、予算を少しでも抑えたい方は、他の区画も考えたほうがいいです。
隅切りがあるとプランがとりにくい
特に北道路を含む角地は、北側に隅切りがあることが多いので、プランが取りにくいことが多いです。
もちろん間口や奥行きで全然変わりますし、南側の隅切りはあまり関係ありません。
営業マンの提案力に差がつくんじゃないでしょうか。
エクステリア計画が高くつく
角地だとエクステリア工事の費用は少し高くなることが多いです。
2方向が道路となるので、必然的に境界となるラインが増えます。また角地は視線が気になるケースが多いので、目隠し対策をすることを考えると、他の土地よりはコストがかかります。
隅切りに駐車場を作らないこと
プランを作るときは、私はまず駐車場の計画から作ります。
それから空間のゾーニングをしていきプランの形を作っていきます。
(いつかプラン作成の記事も作れたらなー)
角地の場合の注意点は、角(隅切り)のところに駐車場を作らないこと!
やっぱり危ないです。
道路状況にももちろんよりますけど私は鉄則にしています。
まとめ
いつも思いますけど、優先順位をしっかり決めておくことが大事です。
土地のメリットとデメリットは裏返しなんですよね。
開放感が最優先でも、なるべく予算は抑えたい。
そんな時にどんな提案ができるかだと思っています。
70点が付けられれば、営業マンの提案で100点に近づけられると思いますので、どんどん提案してもらってください!
後悔しない土地探しのコツは、いろんな場合でまとめてますので、ぜひ合わせて読んでみてください!